iDeCoの金融機関を三菱UFJ銀行から楽天銀行へ移管した話

資産形成

こんにちは、くれよんです。

今回は、iDeCoの金融機関を移管した時の経験談です。

  • iDeCoを始めたいけど金融機関はどこがいいんだろう?
  • 今使っている金融機関を移管したいけどどんな流れになるんだろう?
  • 移管したら、今まで積み立てた分はどうなるの?続けて運用できるのだろうか?
  • 金融機関によって違いはあるの?

といった疑問をお持ちの方向けの内容になっています。

iDeCoは金融機関選びが非常に重要です!

会社員、自営、主婦の方など、環境により条件が変わってくるので、まずはこちらからしっかりとシミュレーションをすることを強くおすすめします。

移管のきっかけ

iDeCoとの出会いは、社会人になって少し経った頃(2016年)、父に進められるがまま始めたことがきっかけでした。最初に加入したのは三菱UFJ銀行で、DC5年定期という商品でした。いわゆる定期預金ですね。この時は26歳で、投資の知識は全くありませんでした。「投資なんてギャンブルだ!恐ろしい」と本気で思っていましたので(笑)、迷うことなく定期預金を選んでいたのです。

転機は2021年、30歳になった年です。この年、投資に出会いました。同時につみたてNISAも開始し、iDeCoも見直しました。

iDeCo(個人型確定拠出年金)とは

iDeCo(個人型確定拠出年金)とは、節税しながらじぶん年金がつくれる仕組みです。

制度については、

iDeCoとは、公的年金(国民年金・厚生年金)とは別に給付を受けられる私的年金制度の一つです。
公的年金と異なり、加入は任意で、加入の申込、掛金の拠出、掛金の運用の全てをご自身で行い、掛金とその運用益との合計額をもとに給付を受け取ることができます。
公的年金と組み合わせることで、より豊かな老後生活を送るための一助となります。

厚生労働省HPより

税制面での優遇については、

拠出時 非課税
■加入者が拠出した掛金:全額所得控除(小規模企業共済等掛金控除)
■iDeCo+を利用し事業主が拠出した掛金:全額損金算入
運用時 ■運用益:運用中は非課税
■積立金:特別法人税課税(現在、課税は停止されています。)
給付時 ■年金として受給:公的年金等控除
■一時金として受給:退職所得控除
厚生労働省HPより

このように、拠出時が全額所得控除になり、運用益も非課税、受取時にも退職所得控除が使えるという最強の節税効果があります。

iDeCoはiDeCo用の専用口座が作られて、管理されていきます。支払いは銀行引き落としのみでクレジットカード払いは出来ません。

楽天証券の場合、楽天証券のHPやアプリから確認することが出来るので、他の資産管理とあわせて見ることが出来て便利です。

このように、iDeCoは、節税になる上、将来のじぶん年金も作れてしまうという、大変お得な仕組みなのです。ぜひ、こちらからシミュレーションしてみてください。

金融機関によって手数料が異なる

初期費用(加入時・移管時)

どこの金融機関でも2,829円です。

毎月の費用

三菱UFJ銀行の場合

  • 国民年金基金連合会 月次手数料

 105円

  • 運営管理手数料

 385円

  • 事務委託先(信託銀行) 月次手数料

 66円

合計:556円/月

楽天証券の場合

  • 国民年金基金連合会 月次手数料

 105円

  • 運営管理手数料

 0円

  • 事務委託先(信託銀行) 月次手数料

 66円

合計:171円/月

なんと月々の差額、385円!!

iDeCoは長期運用が前提ですから、差額だけ見ても、10年で46,200円、20年で92,400円・・・大きいですよね。

運営管理手数料が高いからと言って特別なサービスがあるわけではないので(笑)、ないに越したことはありません。楽天証券やSBI証券等、運営管理手数料が0円のところを選ぶことをおすすめします。

定期預金の金利なんて雀の涙ですから、月に556円も払っていたら完全に赤字です・・・。もちろん、iDeCoにはそれをも上回る節税の効果もあるので一概に損だとは言えませんが・・・。

株式運用にしたとしても、年利数パーセントを目指すような世界で、手数料だけで2%以上もかかっているようでは話になりませんよね?

移管の流れ

移管の金融機関へ手続します。

私は楽天証券への乗り換えだったので、楽天証券で手続きをしました。

楽天証券へ乗り換える場合は、まずはこちらから申込書類を請求します。申込書類を返送すると、1~2か月で審査が完了します。

審査完了後は以下の書類が届き、移管完了となります。

  • 移管完了通知書
  • 口座開設のお知らせ
  • コールセンター/インターネットパスワードの設定のお知らせ
  • お取引報告書

移管前の資産はどうなったのか

移管前の資産がどうなるのか、移管後はそのまま置いておくだけなのか、運用出来るのか、が調べてもよくわからず、一番不安な点でした。

移管をすると、その時点での評価額でいったん現金化されます。そして、その現金化された金額で、移管先で指定した商品と配分で購入されて、そこから改めて積立と運用が開始されます。

具体的に私のケースを紹介しますと、

2021年4月12日に移管前の三菱UFJ銀行を喪失した時点で、積み立てた資産額は

掛金の1,196,000円から手数料の30,873円を引いた1,165,127円でした。
いくら節税できたとは言え、手数料高すぎ・・・ドン引きです。

楽天証券に移管した際に楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))いわゆる楽天VTを100%の配分に変更しましたので、移管完了日の2021年4月28日に1,165,127円から4月の手数料66円が引かれた1,165,061円で楽天VTを一括購入した形になりました。

元から株式運用をしている方は利益が一度確定してしまうので、移管は慎重に検討する必要があります。

最後に

最初にiDeCoを始める際、もっとよく考えていれば、コロナショックからの回復と記録的な円安ドル高で今頃は結構な利益が出ていただろうな・・・と考えてしまうことがあります。

安全だと思っていた定期預金で、まさかこんなに手数料をぼったくられていたとは(笑)

しかし、30歳でそのことに気付けたのは幸運だったと今では前向きに考えています。

これから始める方にはぜひ金融機関や商品をしっかり考えて選んでほしいです。

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いかがでしたでしょうか?

お役に立てましたら幸いです。

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